桜庭一樹さん(女性)の小説、「私の男」が直木賞に選ばれました!
私も先日この小説を読んでいましたので、読書感想文を少し♪
地震で家族をなくし、ひとりになった腐野花のもとに・・・
私の男
義父と女の子の不思議な二人暮らしの物語。
北の国で地震にあって家族を失い、その後養父に引き取られた花。
ふたりはどんな生活を送り、どんな方向へ向かうのか?
本の終わりへ向かって、時代はさかのぼっていく構成で、最後までハラハラドキドキです。
簡単に言えば、近親相姦の話なのですが、
そこには「血のつながりとは何?」の本質に近づく問題提起や”気付き”があるような気がします。
心がゾクゾクする話
なんというか・・・心が苦しくて、最後まで一気に読めませんでした。
想像を絶する設定や、少しずつ解かれていく謎に、私の気持ちが付いていかないというか。
そんな気持ちになった小説は久しぶりで、
本当に自分の歴史に刻まれたなと感じた本でした。
直木賞すごいですね。桜庭さんオメデトウゴザイマス!
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さいはてのものがたり
斬新な設定・構成
想像以上に怖かった
私がこの「私の男」を読んだきっかけは・・・
雑誌DIMEの書評コーナーで紹介されていたんです。
文芸評論家、豊崎由美の『読む?読めば?読んどけや!』のコーナー(笑)
このコーナー名を見て、どんだけ強気やねんと思っていましたが・・・。
この記事内で、桜庭一樹さんのこの本が次の賞を取るだろうねと予想されていたんですよ。すごいですよねー豊崎さんも。11月に発売された号だったと思います。それで、私も12月の頭にこの本を買って読んだんですよね。
書評で本を買うことってあまりないけど
自分の好みの作家だけではなく、いろいろなジャンルの、色々な作風の本に出会えますよね。
あまり本屋さんに行ってじっくり探す暇がなくなった最近は、書評で良さそうな本を選んで、Amazonや楽天ブックスで購入しています。
ちなみにオススメの書評コーナーは・・・
●(前述の)豊崎由美さんの DIME「読む?読めば?読んどけや!」
●週刊文春「文春図書館」「新刊推薦文」
↑週刊文春:新刊推薦文
他にもたくさんあるし、朝日新聞だと日曜にたくさん本の紹介があるのですが、
自分の好みの選定とかもあるので、よさそうなコーナーを1個見つけたらそれで本は選ぶ
っていう風にするとストレスなくていいですよね。
話がちょっとそれました・・・。
桜庭一樹さんのプロフィールと著作紹介で〆たいと思います。
桜庭一樹さんプロフィール
桜庭一樹 36歳
女性。ライトノベル(表紙がイラストとかマンガになっている小説)出身作家。
公式ホームページ:桜庭一樹オフィシャルサイト Scheherzade
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