化粧品の安全性は、試験の期間・予算である程度予想

カネボウの美白化粧品被害があり、私もそれから色々な成分メーカーや化粧品販売会社、開発している先生方のお話を聞いてきました。

ナールス セミナー
[※写真は8月31日の「ナールスピュア発売記念セミナー」内で開発者 湯浅勲名誉教授のお話より]

安全性というのは”試験期間”、”試験予算”、”モニターの数”、”想定する副作用や使用パターンの数”などをかけ算していって生み出されているものだということが私なりにわかってきました。

化粧品は医薬品と違うとはいっても、決められた試験をこなしてから発売となります。
けれど、新しい成分や商品の長期利用時や他の成分と混ぜた場合や使用量の想定など、個人によって使い方に差のある化粧品は完ぺきな試験をするというのは難しいです。

だからその化粧品開発にかけられた予算や期間、人材がどれほどのものか?調べたり聞いたりすることによって、安全性の信憑性を予想することがユーザーに出来ることだと思いました。


その化粧品の成分の歴史は?
ナールスゲン セミナー

成分メーカーの方や開発している教授のお話を聞いて、まずはユーザーとして「その化粧品の成分がどこから来ているか」ということを気にしてみるとよいと思いました。

今回のカネボウの問題を例にしてみると、この美白成分はカネボウが独自で開発したものでした。
そのほかにどういう開発パターンがあるかというと・・・。

●大学などと連携する
●成分開発専門の会社が開発する
●自社開発でもフジフイルムのように別事業の技術を転用して開発する
●製薬会社が開発した成分を利用する
●医師と連携

色々なパターンがありますが、多くの場合はこのような形のようです。
成分開発の会社は国内外に色々ありますので、有名メーカー以外の化粧品はこういったところから成分を買って、自分達で配合して商品としています。

問題となるのは予算。その予算でどこまでできるか?
化粧品がクリアすべき試験は医薬品より少ないです。
予算がギリギリであれば、やはりそのやるべき試験のみで終わらせてしまうことも多いと思います。

特に自社で1から成分を開発する場合(カネボウの例)、今までの積み重ねがあったり、他の事業で開発した技術の転用ができたりすれば予算は圧縮できますが、本当に1から作るとなると、莫大な予算が必要です。

大学などと連携するパターンでは、予算の補助があったり、医薬品開発の途中でできた成分だったりすると、通常の化粧品開発にかける以上の予算投入ができるので、試験もたくさんしていることが多いと思います。

・・・こういったことが詳しく発表されているか、表に出している試験データや使用想定パターンが多いか、調べていくと、その化粧品の本当の姿が見えてきます。

1つの目立った成分の配合有無や濃度、心を躍らせるキャッチコピーに迷わずに、化粧品をきちんと見て使うかどうか決めることがユーザーにできる安全への最善策だと思います。

安全に絶対はないのと、個人差があるので、自分に合うかどうかをチェックするのも大切です。

自分に合う化粧品かどうか?
●自分がNGな成分を把握する
→アレルギー、かゆくなる成分など。
→お試しセットやサンプルを使ってテスト。

●規定されている使い方を守れるかどうかチェック
→ある程度塗布量など決まっているので、それが自分に合っているか。

商品の説明書や箱に書かれている使い方をしていれば、基本的には想定されて試験されているパターン内におさまっているので、安心感が増します。

もっとたくさん使いたいなど、想定されていないパターンで使うのであれば、別の化粧品を探したほうが安心な場合も。

このあたりは好みですし、難しいですが、化粧品の試験はある程度想定されたパターン内で行われているので、それに沿っていると安心感が高まる、ということですね♪

安全に絶対はないですが、化粧品の見方をユーザーとなる私たちが変えることで、試験がきっちり行われたり、安易な成分開発や配合がされなくなるかも・・・なので、まとめて書いてみました^^

今回取材でお世話になった方々へのリンク
医薬品マーケティング メディカルコミュニケーション 医薬広告 株式会社ディープインパクト
プラセンタ原料メーカー【バイオアンチエイジング】オンラインショップ
手作り化粧水,無添加化粧品フルフリ

この記事を書いた人

オレンジスカイ

"和歌山の情報の宝庫"と呼ばれています。情報発信が趣味であり仕事のブロガーです。

◯メディア出演実績:FMワカヤマ「うわちかの知らんことばっかり」、テレビ和歌山「わくわく編集部」、和歌山放送「すみたにの全開水曜日」、和歌山放送「ボックス」、和歌山放送「藪下将人のハッピーマンデー」他