WordPressの公式テーマディレクトリに、自作テーマ(theme)を登録していく方法

WordCamp Kansai2014のコントリビューターデイで、自作のテーマをWordPressテーマディレクトリーに登録したという@pitch_kunさんに、どうやって公式テーマとして掲載されるようになったかというお話をうかがうことができました。

WordCamp Kansai2014コントリビューターデイ

実際にどうやっていったかの流れと、気を付けるべきことなど貴重な体験談を聞かせていただきましたので、こちらでまとめておきます。

WordPressの公式テーマ、テーマディレクトリーって、そもそも何?

WordPressには、”見栄え”をカスタマイズするテーマ(theme)システムがあります。
無料のものも有料のものもあり、色々なサイトで配布・販売されています。

そんな風に色々あるテーマの中で、WordPressが公式にガイドラインに沿って検証し、誰でもフリーで使うことができるものを集めて公開しているのが『WordPressテーマディレクトリー』です。WordPressが検証してOKを出したテーマしかこのディレクトリーには掲載されていないので、安心してユーザーは使うことができます。

WordPress公式テーマディレクトリーキャプチャ画像

公式にテーマディレクトリーに登録されていないものは全く検証されていないため、不正なコードが埋め込まれたりしている可能性もあるのです。公式ディレクトリーのテーマはきちんとそういった面で検証され、ユーザーが安心して使えるようにと用意されています。

【本題】自作のテーマを、どうやってWordPressのディレクトリーに登録してもらうか

ざっくりとした流れは、WordPressのチームが公開しているガイドラインを読んで、それに沿わせた自作テーマを作る。

WordPressテーマレビューページ

そしてそれを専用フォーム(←ログインしているとアップロード画面が見えます)から投稿して審査してもらい、評価チームから指摘された箇所を随時修正していく…となります。

WordPressテーマ審査ページ

審査に出す前に、準拠しているかどうかテストする

テーマを審査に出す前に、ガイドラインに準拠しているかどうかテストしてから出すほうがよいそうです。
基本的には絶対やらないといけないわけではないと思いますが、あまりにもテーマがガイドラインからかけ離れていると、チームに評価してもらえず、「もう一度提出しなおして」となるそうです。

Theme Unit Test « WordPress Codex
WordPress › Developer « WordPress Plugins
↑ユニットテスト用と、開発に使えるプラグイン。

テストの方法は色々とあり、ブログに書いてくださっている方も多いので、そちらも参考になさってください。

WordPressでテーマを作る際のテーマユニットテストのススメ | firegoby
できる!WordPressの公式ディレクトリにテーマを登録 | WP-D

公式ディレクトリーに登録した体験から、気を付けるべきこと

@pitch_kunさんhinagataを公式に登録したときに体験した中で、気を付けるべきことを教えてもらいましたのでリストアップします。

1.自作関数・変数に関してはユニーク(固有)接頭辞を付ける必要がある。テーマ名に関連するもの。

2.テーマにベタで書くcopyrightなどは多言語化しないといけない。基本は英語。ベタで書くだけでなく、翻訳ファイルを作って設定を追記しておく。

3.必須ファイル:index.php,style.css,comments.php,screenshot.png
→スクリーンショットには気を付ける。ロゴやアイコンではなく、そのテーマを適応させたときにどういうふうに見えるかという”普通”の「スクリーンショット」を登録する

4.何かのデフォルトテーマ(例えばtwentytwelveなど)に乗っ取って作成したとしても、古いテーマであった場合はガイドラインが更新されて「古くなっているから書き方がダメ」と言われることがある。だから、何かのテーマを参考にするなら新しいものにしておく。

5.https://themes.trac.wordpress.org/という管理ページでテーマレビューが行われている。どういうふうに評価され、チェックされているのかを確認できる。これから自分がテーマを登録しようとしている場合、レビューされているものがどういうところで指摘を受けているのかチケット内容を読むことで知見が広げられる。

6.テーマは基本的にビジュアルを構成するものなので、テーマに依存する機能は使ってはいけない。それはプラグインとして外へ出す。

7.100%GPLに準拠する必要がある。

8.Readmeファイルは、「ここから日本語で書きます」と断り書きを入れて全部日本語で書いた。OKだった。

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公式ディレクトリーにテーマを登録するには、このような流れがあり、数が多いので大変そうな気はします。
けれど、審査が始まれば修正すべき点はレビューチームからコメントとして返されてくるので、それに対して修正し続ければいつかは登録される、と公式テーマを作った方々は口を揃えます。

日本では公式ディレクトリーにテーマを登録している人はとても少ないとのことですが、全世界的にはWordPressでビジネスチャンスがあるのは”テーマ”だと言われています。頑張って作って、きちんと検証されて登録されれば、自分のこれからの仕事に役立つことは間違いなさそうです。

これからWordBench和歌山では、このWordPressの公式ディレクトリー登録を目指して、頑張って活動していくことが予定されています。皆で公式テーマを作ってみたいな、、と思われる方はWordBench和歌山によければいらっしゃってください^^

この記事を書いた人

オレンジスカイ

"和歌山の情報の宝庫"と呼ばれています。情報発信が趣味であり仕事のブロガーです。

◯メディア出演実績:FMワカヤマ「うわちかの知らんことばっかり」、テレビ和歌山「わくわく編集部」、和歌山放送「すみたにの全開水曜日」、和歌山放送「ボックス」、和歌山放送「藪下将人のハッピーマンデー」他