レンタルサーバーhetemlでPHP4および、PHP5.2の提供が終了となります。
契約してウェブサイトを運営している方(特にWordPressなどCMSを使っている方)は、今のバージョンを確認して、php5.2以下だった場合、phpのバージョンを上げるという作業が発生します。
割と手動で行わないといけないので、手順をまとめてみました。
私もヘテムルでいくつもブログ(ウェブサイト)を動かしているので、少しずつチェックして更新しました。
提供前にバージョンを上げておかないとどうなる?表示にエラーが出る可能性大
phpのバージョンが対応していないとエラーが出る場合があります。
ほとんど出ると思ってよいはずなので、必ず今のバージョン(状態)を確認して、新しいphpのバージョン(5.4)に対応させる必要があります。
色々な対応方法があるようですが、個人的にいちばんわかりやすかった方法をこちらにまとめます。
手順は大きく分けて3つです。
- 運営サイト毎に現在のphpバージョンをチェック
- php5.2以下のバージョンだった場合、.htaccessに記述を追加する
- 正常にウェブサイトが表示されるか確認する
それぞれの確認、修正方法は以下です。
1.phpバージョン確認方法:FTPでサーバーに接続し、【phpinfo.php】をアップロードする
phpのバージョンを確認するにはいくつか方法があるようですが、いちばん簡単だと思ったのが、新規ファイル「phpinfo.php」を作成して、サーバーにアップロードする方法です。ヘテムルのブログでこの方法について記載がありました。
●テキストファイルを新規作成する
ファイル名は、【phpinfo.php】に設定。
ファイルには以下の2行だけを記載して、保存します。
<?php
phpinfo();
●確認したいサイトにFTPで接続して、この【phpinfo.php】をアップロード
ドメイン直下に入れます。
●アップロード後、ブラウザで【phpinfo.php】を表示する
phpのバージョンが表示されます。
これでphp5.4など、php5.3以上が表示されればとりあえずOKです。
けれどphp5.3も今後サポートが終了していくことがわかっているので、基本的にはphp5.4となっていれば安心です。
2.phpバージョンが5.2以下だった場合、.htaccessファイルを修正
【phpinfo.php】に表示されたphpバージョンに問題があった場合、サーバーにある【.htaccess】に記述を1行追加する作業をします。
●FTPで接続して、【.htaccess】をダウンロード
パソコンにダウンロードして、テキストエディタソフトで開きます。
追加する1行は以下の通りです。
AddHandler php5.4-script .php
1行追加したら、サーバーへアップロードして完了です。
ほとんどの場合エラーは出ないと思いますが(私はエラー出ずでした)、phpバージョンが上がっているかどうか、ウェブサイトがきちんと表示されるかどうか確認して下さい。
3.phpバージョンアップ、表示エラーなどの確認
●【phpinfo.php】をブラウザで改めて表示させ、バージョンがアップしたか確認
●サイトのトップページなど表示にエラーがないかどうかいくつかのページを確認
これでバージョン対応完了です。
ヘテムルに登録しているサイト全てで、この確認・修正を行う必要があります。
ちょっと面倒ですが、定期的にphpのバージョン問題は必ずやってくるので、大変ですがチェックと修正をぜひ行ってください!