「地域×デザイン2017 -まちが魅えるプロジェクト-」を見に、東京ミッドタウンの5階にあるデザインハブへ行ってきました。
昨年に続き2回め。
地方のいろいろなエリアの産業とデザインを連携させた事例の発表展示のようなものです。
めちゃ勉強になりました。中川政七商店がコンサルした事例とか・・・!
地方でやっていることを東京で発表するとこういう形になるんだなと思ったし、全体的なデザインがやっぱり素敵でした。
「地方」や「地域」に根差した産業や、コンテンツをいかにわかりやすく、美しく見せるか。
せめぎ合いみたいなところもあるのですが、それによって地域にあるものを地元の方々がより理解が深まったり好きになったりすることもあるだろうし、実際に中川政七商店さんのコンサル例では年商が3倍になったところも。
▽中川政七商店がコンサルした会社の損益計算書。大事なのでクリックすると大きくなる仕様にしていますw
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ブランドコンセプトから、商品設計をしっかりこなし、そしてさらにその見せ方まで設計(ストーリーをしっかり)しています。
その目的は、工芸産地を再生させたいから。
今回の展示のコンセプトは、「まちが魅える」
魅力の「魅」を使って、魅える。
魅せるではなく、魅える。
説明によると「地域が持つ魅力を発見し、事業化しているプロジェクト」のこと。
まちづくりに”編集”の視点が入ったプロジェクトなのだなと思いました。
そこにあるものをまとめなおして、見せ方を工夫する。
デメリットだと思っていたものが、見せ方の工夫で魅力になったり他にないものになったり。
こういう事業って、今は結構いろいろと全国にあると思うのですが、
なかなかその事業の中身を見せてもらえる企画はないなと思うので、とてもおもしろかったです。
会場ではトークショーなどもたくさん開催されている様子。
この展示が終わっても、いろいろと楽しい企画があるようなので、デザインハブにまた行ってみたいと思います。
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Tokyo Midtown Design Hub | 東京ミッドタウン・デザインハブ
公式サイトより概要を転載します→「東京ミッドタウン・デザインハブ」 は、2007年4月に開設したデザインネットワークの拠点です。デザインのプロモーション・職能・研究教育という3つの異なる役割を担う機関が連携し、デザインによって 「人」「ビジネス」「知識」 を結びつけ、展覧会やセミナーの開催、出版などで情報を発信しています。